GuiltCrown
オリハルが黙ってしまったレシルに言った。



「お前が他人を遠ざける理由は…まぁその……わかった。でも今はゲームをクリアする為の仲間だろ?」

「……」


いまだ黙り続けるレシルにオリハルは小さくため息をついて立ち上がった。


「オリハルどこいくの?」

「レビテアを探しにいかなくちゃいけないから外に。コンはレシルを見ていてあげて」

「おーけー!」



コンは答えてレシルの腕を掴む。


「?」

「ごーとぅべっと!」


腕を引っ張り、ベットに座らせるとコンは振り返ってオリハルに言った。





「いってらっしゃい!オリハル!」

「うん、いってきます」



オリハルは笑顔で返した。









「……仲がいいんだな」

「?」


ベットに座ったままレシルが言い、コンが不思議そうな顔をした。


「お前はあいつ………オリハルと仲がいいんだなって思って………」

「いえす!コンはオリハル好き!」


コンは笑顔で言った。

レシルは目を細めてコンから目を離した。

















コンはレシルの視界に入る位置に移動してきた。


「(見えない様にしたのに………)」


「コン、レシルも好き!!」











「…………は?」




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