GuiltCrown
「それで、どうすんのかしら?」
レビテアがかなり不機嫌そうに言った。
先程の話し合いに参加できなかった事を引きずっているらしい。
アーチェがレビテアの問に答える。
「これから他のお客のいらっしゃる広間へ向かいます。そこを抜けて先の資料室を開けてもらえれば見れるはずです」
「それって開けてもらえる物なのかな……普通じゃない気がするし……」
オリハルが言うが、アーチェが答えた。
「そこは私が話してみますから」
アーチェの言葉にオリハルは安心するが、レビテアが未だに表情を崩さない。
アーチェはその原因に気付いて苦笑した。
レビテアは苛立ちの表情を見せたまま低めの声で言い放った。
「レシル、あんたはやる気あんの?さっきから話も聴かないで」
「お前には関係ない」
その一言でレビテアは、キレた。