禁恋~純潔の聖女と騎士団長の歪な愛~




国を、女王を守護する騎士として

そして王家の血を守る婿候補として

リヲの若い背中は国中からの信頼と期待を背負っていた。


消えゆくこの国をどうか守ってくれと

人々は諦めと希望を織り交ぜた瞳で彼をこう呼んだ。


亡国の守護騎士、と。





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