禁恋~純潔の聖女と騎士団長の歪な愛~
【禁恋―亡国の守護騎士―】をお読み下さり、ありがとうございます。
悲恋と希望の物語、如何でしたでしょうか。
私にとって初めてのファンタジー作品と云うこともあり、稚拙な点も多々見受けられる事と思います。けれど、とにかく書きたかった事をいっぱいに詰め込んだ作品で、情熱と愛だけは目一杯注ぐことが出来ました。
狂おしいほど切なくて、ドラマチックで、ファンタジーならではの熱さを詰め込んだこの作品、読まれた方に少しでもその感動をお伝えすることが出来たら幸いです。
さて、『書きたい事を詰め込んだ』と上記しましたが、そのひとつが“含みを持たせた終わり方”です。
個人的にこういった余韻を残す終わり方が大好きでして。
アンは果たしてリヲと再開出来たのか?そもそもリヲは生きているのか?
ヴィレーネの行方は?そして黒髪のソルは誰の子供なのか?と云った謎から
レイ=ガーディナー=ソル=デュークワーズとは、一体誰の血を引くものなのかと云う謎まで。
その限りない未来の可能性は読まれた方に託したいと思います。
この物語の終焉がハッピーエンドなのか、それとも悲劇なのか。
きっとこの物語に触れた方の数だけ、答えがあると夢見て、この物語は完結とさせて頂きます。
【禁恋―亡国の守護騎士―】。悲しくも強い恋の物語にお付き合い下さいまして、どうもありがとうございました。
2013.11.1 猫緒