禁恋~純潔の聖女と騎士団長の歪な愛~


ミシュラと手合わせの態勢をとったアンに、周囲の団員達もざわざわと注目を始める。

わざわざ副長が相手してやるとは大サービスだな。なんのかんので団長は妹を優遇してやってるじゃないか。

その場にいた誰もがそう思っていた。

しかし。

ミシュラが剣を構え対峙し、それを見たリヲが手刀で開始の合図をした瞬間。

そこに居た者たちの甘ったれた想像は粉々に砕け散った。


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