スイートペットライフ
翌日仕事を休めとうるさい大倉さんを振り切って(でもしっかりお弁当は持った)出勤した。
いつも通りの時間に到着した私は、すぐに諏訪君の姿を探す。
昨日からどういう顔で挨拶するのか、散々シミレーションしてきたけれど今もまだ答えが出てない。諏訪君のいつもの出勤時間まではまだもう少しある。それまでに答えを出さなきゃ。
一人デスクでもんもんとしながらパソコンにパスワードを入力する。
「おはよう」
さわやかな声がさわやかな本人とやってきた。それはもう突然に。
「ぎゃわ!」
私のおたけびに続いてパソコンから“ポーン”っという音とパスワードが違いますというメッセージが発せられる。
目の前にいるさわやか男子は、私のだした奇声がつぼにはいったかくすくすと笑いながら席についた。
昨晩から何度もシミレーションしたのにすべて無駄になった……。
肩を落として、次こそはパスワードを正確に入力してパソコンを立ち上げた。
お昼休みになり、休憩に向かおうとし私に「青木!」と諏訪君が話しかけてくる。
「飯一緒に行こうぜ」
「え?」
「だから、飯一緒に行こう」
ポケットに手を突っこんだまま誘ってくる。
「え?どうして?」
「理由がないとダメなのかよ」
ダメなわけじゃないけど、今まで一度だってそういうことがなかったから驚いて尋ねたのに。
隣の席の佐和子先輩が面白いものを見るように私達をちらちらとみてくる。
ここでこのまま色々話すとボロが出そう。
そう思って私は諏訪君の背中を押して自販機のある休憩ブースへと彼を誘導した。
いつも通りの時間に到着した私は、すぐに諏訪君の姿を探す。
昨日からどういう顔で挨拶するのか、散々シミレーションしてきたけれど今もまだ答えが出てない。諏訪君のいつもの出勤時間まではまだもう少しある。それまでに答えを出さなきゃ。
一人デスクでもんもんとしながらパソコンにパスワードを入力する。
「おはよう」
さわやかな声がさわやかな本人とやってきた。それはもう突然に。
「ぎゃわ!」
私のおたけびに続いてパソコンから“ポーン”っという音とパスワードが違いますというメッセージが発せられる。
目の前にいるさわやか男子は、私のだした奇声がつぼにはいったかくすくすと笑いながら席についた。
昨晩から何度もシミレーションしたのにすべて無駄になった……。
肩を落として、次こそはパスワードを正確に入力してパソコンを立ち上げた。
お昼休みになり、休憩に向かおうとし私に「青木!」と諏訪君が話しかけてくる。
「飯一緒に行こうぜ」
「え?」
「だから、飯一緒に行こう」
ポケットに手を突っこんだまま誘ってくる。
「え?どうして?」
「理由がないとダメなのかよ」
ダメなわけじゃないけど、今まで一度だってそういうことがなかったから驚いて尋ねたのに。
隣の席の佐和子先輩が面白いものを見るように私達をちらちらとみてくる。
ここでこのまま色々話すとボロが出そう。
そう思って私は諏訪君の背中を押して自販機のある休憩ブースへと彼を誘導した。