スイートペットライフ
「美空―!電話入っているからデスクに戻ってきて~」
給湯室から少し離れた場所で佐和子先輩が私を呼んでくれている。
「すみません、通して下さい」
そういってやっと給湯室という檻の中からの脱出に成功した。
「佐和子せんぱ~い。ありがとうございます!!!もう先輩に足向けて眠れません」
廊下でおいついて先輩にお礼を言う。
「あんた今まで私に足向けて寝ていたの?」
「え?そっちですか?」
思わぬ返しに突っ込む。
「それはまぁ横に置いておいて。私は諏訪君に頼まれて様子を見に行っただけだから」
「諏訪君が……」
「美空が給湯室から帰ってこないって。帰ってくるときに女子の集団とすれちがったから見て来てくれないかって」
歩きながら佐和子先輩が続ける。
「彼ちゃんと自分が行くと美空が余計困ること分かっていたわよだから私に頼んできたの。やっぱりできる男は違うね~やり方がスマートだわ」
感心しながら佐和子先輩がフロアのドアを開けると、諏訪君が入れ違いに出て来た。どうやら外出するようだ。
「青木、大丈夫か?」
周囲には聞こえない声で聞いてきた。
佐和子先輩は気を利かせて先に席に戻ってくれている。
「うん。ありがとう。諏訪君」
給湯室から少し離れた場所で佐和子先輩が私を呼んでくれている。
「すみません、通して下さい」
そういってやっと給湯室という檻の中からの脱出に成功した。
「佐和子せんぱ~い。ありがとうございます!!!もう先輩に足向けて眠れません」
廊下でおいついて先輩にお礼を言う。
「あんた今まで私に足向けて寝ていたの?」
「え?そっちですか?」
思わぬ返しに突っ込む。
「それはまぁ横に置いておいて。私は諏訪君に頼まれて様子を見に行っただけだから」
「諏訪君が……」
「美空が給湯室から帰ってこないって。帰ってくるときに女子の集団とすれちがったから見て来てくれないかって」
歩きながら佐和子先輩が続ける。
「彼ちゃんと自分が行くと美空が余計困ること分かっていたわよだから私に頼んできたの。やっぱりできる男は違うね~やり方がスマートだわ」
感心しながら佐和子先輩がフロアのドアを開けると、諏訪君が入れ違いに出て来た。どうやら外出するようだ。
「青木、大丈夫か?」
周囲には聞こえない声で聞いてきた。
佐和子先輩は気を利かせて先に席に戻ってくれている。
「うん。ありがとう。諏訪君」