スイートペットライフ
「私ね、ママが韓国に行ったあと男の人と一緒に住んでいるの」
「ふ~ん。美空がね……」
「恋人とかそういうんじゃないんだよ。あの、ペットみたいな?」
みたいな?どころかペット以外のなにものでもない。
「その人とね、おはよう~って言って、一緒にご飯食べて、ただいま~って家に帰ってその日あった何でもない話をするのがすごく大切で」
「うん」
「本当なら、付き合ってもいない男の人と一緒に住むなんてあり得ないことなんだろうけど、引越ししようと思って物件調べたりしても、どうしてもあの部屋から離れがたくて。そうなってくると新しい部屋なんてみつかるはずもなく……」
「そっか~でもそれでどうして悩んでるの。その人は美空がその部屋に住むの賛成なんでしょ?」
「うん。だけどね……彼結婚していたの」
自分の吐きだした言葉に傷つく。
ママはその瞬間顔をしかめた。
「そう。じゃあその奥さんとは別居ってことよね」
「うん。昨日初めて会って、まさか結婚しているだなんて思いもよらなくて、パニックになってママのところにきちゃった」
体育座りしたまま、頭をママの肩に乗せる。
「どうしたらいいか分からないね……。その答えは時間がかかっても美空自身が見つけないと」
「でも、彼結婚しているんだよ。その時点で考えても仕方ない」
そう言い切った私にママは溜息をつく。
「ふ~ん。美空がね……」
「恋人とかそういうんじゃないんだよ。あの、ペットみたいな?」
みたいな?どころかペット以外のなにものでもない。
「その人とね、おはよう~って言って、一緒にご飯食べて、ただいま~って家に帰ってその日あった何でもない話をするのがすごく大切で」
「うん」
「本当なら、付き合ってもいない男の人と一緒に住むなんてあり得ないことなんだろうけど、引越ししようと思って物件調べたりしても、どうしてもあの部屋から離れがたくて。そうなってくると新しい部屋なんてみつかるはずもなく……」
「そっか~でもそれでどうして悩んでるの。その人は美空がその部屋に住むの賛成なんでしょ?」
「うん。だけどね……彼結婚していたの」
自分の吐きだした言葉に傷つく。
ママはその瞬間顔をしかめた。
「そう。じゃあその奥さんとは別居ってことよね」
「うん。昨日初めて会って、まさか結婚しているだなんて思いもよらなくて、パニックになってママのところにきちゃった」
体育座りしたまま、頭をママの肩に乗せる。
「どうしたらいいか分からないね……。その答えは時間がかかっても美空自身が見つけないと」
「でも、彼結婚しているんだよ。その時点で考えても仕方ない」
そう言い切った私にママは溜息をつく。