スイートペットライフ
過去に一度だけしたことのあるその行為の思い出は「痛い」の一言に尽きた。だからこんな風に心も体も溶かされるような全身を駆け巡る熱に、私は戸惑うばかりだった。
その瞬間までは……。
「っつ……」
苦痛にゆがむ私の顔を見て大倉さんは心配そうな顔を見せる。
「大丈夫?ゆっくりしてるつもりだけど。確かにかなりきつい。やめてあげたいけど、それは無理だからもう少しだけ僕に付き合って」
コクンと頷くと、小さなキスを顔じゅうにちりばめてくれた。
「愛してるよ。美空」
とろけるようなセリフを聞いた私は、こわばっていた体の力が抜ける気がした。
愛されている、誰よりも大切な人に。
「私も、オミ君が好きです」
私の言葉に「はぁ、もう限界」と呟いて「体中で美空を感じさせて」と言うと少し苦しそうな顔をしながら私の深いところへと彼自身を進めた。
始めは痛かったのに、彼から愛されているうちに体中が満たされた。
ふと目を開けると、大倉さんもどこか苦しそうで額には汗がにじんでいた。
「大丈夫ですか?どこか苦しい?」
思わず聞いてしまうほどだった。
「うん、美空が好きすぎて苦しいよ。胸がドクンドクンして体が熱くて、幸せすぎて苦しい」
そう言った途端、彼は私を労わるようにしていた動きを速めた。
今まで感じたことのない感覚に翻弄されて、幸せの渦に巻き込まれたときに、彼が私をギュっと抱きしめた。
その瞬間に私の体の血液全部がドクン脈打ち意識がうっすらと遠のいて行くのを感じた。
その瞬間までは……。
「っつ……」
苦痛にゆがむ私の顔を見て大倉さんは心配そうな顔を見せる。
「大丈夫?ゆっくりしてるつもりだけど。確かにかなりきつい。やめてあげたいけど、それは無理だからもう少しだけ僕に付き合って」
コクンと頷くと、小さなキスを顔じゅうにちりばめてくれた。
「愛してるよ。美空」
とろけるようなセリフを聞いた私は、こわばっていた体の力が抜ける気がした。
愛されている、誰よりも大切な人に。
「私も、オミ君が好きです」
私の言葉に「はぁ、もう限界」と呟いて「体中で美空を感じさせて」と言うと少し苦しそうな顔をしながら私の深いところへと彼自身を進めた。
始めは痛かったのに、彼から愛されているうちに体中が満たされた。
ふと目を開けると、大倉さんもどこか苦しそうで額には汗がにじんでいた。
「大丈夫ですか?どこか苦しい?」
思わず聞いてしまうほどだった。
「うん、美空が好きすぎて苦しいよ。胸がドクンドクンして体が熱くて、幸せすぎて苦しい」
そう言った途端、彼は私を労わるようにしていた動きを速めた。
今まで感じたことのない感覚に翻弄されて、幸せの渦に巻き込まれたときに、彼が私をギュっと抱きしめた。
その瞬間に私の体の血液全部がドクン脈打ち意識がうっすらと遠のいて行くのを感じた。