スイートペットライフ
「ん。大事な家族!」

そう言ったかと思うと‘ちゅ’っと私の左頬に唇を押しつけて来た。

「ぎゃー!●△×…■●!!」

言葉にならない言葉を話している私をみて

「さ~ご飯にしよう。ミィ」

そう言って大倉さんはキッチンへと消えて行った。


たとえ世界が滅亡すると言われても、しっかり内容を精査するべきだったんだ。今さら言っても遅い。

私の人生は何もかも手を打つには遅い。それが私クオリティ。

とはいえ

「いや~ん!どうしよー!!!」

座りこんだまま天井を見上げてそう叫んだ私に大倉さんは爆笑していた。
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