スイートペットライフ
あわてて起き上った私は、大倉さんに

「あの、この部屋は私が使っていいんですよね?」

「あぁ、君の部屋にするといいよ」

「であれば、この部屋には勝手に入らないでください」


「え~どうして?」

どうしてってそこ説明しないと分からない?

「私にだってプライベートが必要なんです!」

そう力説した私。大倉さんはかなり不満そうな顔をしている。

「んーじゃぁ、こうしよう」

「何ですか?」

「毎日僕とお風呂に入ってくれるなら、その条件をのも――」

「ぜ~~たいダメです!!!!」

ばか、ばか、変態!

それからしつこくお風呂について説得されたが、そんな条件のめる訳もなくなんとかお風呂なしに私のプライベート空間取得が成功した。

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