スイートペットライフ
―――やっぱり、なんだか今日は嫌に視線を感じる。何だろう……。
そう思いながら席に着くと、隣の席の佐和子先輩が身をこちらに乗り出した。
「美空、今日一体どうしたの?」
小声だがまじまじと私を見つめながら質問してくる。
「どうしたって、何がですか?」
一体何の事だかさっぱりわからない。
首をかしげる。
「なんか、気合入ってない?っていうか、金曜から比べると違う人種みたいになってるけど」
どうやら私の身なりのことを言っているのだとやっと理解した。
だが、人種までは変更してない。
少しばかり(いや、かなり)エステをして、メイクや髪形(尻尾ヘアーだけど)に気をつけただけだ。あとは大倉さんの趣味の服を着ているだけ。だたそれだけなのに。
この周りの反応はどういうことだ?
顔をガバッと上げて、まわりを見渡す。
いつもなら、仕事をふってくるときさえ私の目を見ない嫌な先生が私と目が合うと、ほんのり顔を赤らめた気がした。(もう60過ぎてるくせに)
そう思いながら席に着くと、隣の席の佐和子先輩が身をこちらに乗り出した。
「美空、今日一体どうしたの?」
小声だがまじまじと私を見つめながら質問してくる。
「どうしたって、何がですか?」
一体何の事だかさっぱりわからない。
首をかしげる。
「なんか、気合入ってない?っていうか、金曜から比べると違う人種みたいになってるけど」
どうやら私の身なりのことを言っているのだとやっと理解した。
だが、人種までは変更してない。
少しばかり(いや、かなり)エステをして、メイクや髪形(尻尾ヘアーだけど)に気をつけただけだ。あとは大倉さんの趣味の服を着ているだけ。だたそれだけなのに。
この周りの反応はどういうことだ?
顔をガバッと上げて、まわりを見渡す。
いつもなら、仕事をふってくるときさえ私の目を見ない嫌な先生が私と目が合うと、ほんのり顔を赤らめた気がした。(もう60過ぎてるくせに)