スイートペットライフ
「この変化はさては?お・と・こだね?」

そういって、持っていたボールペンをマイクの代わりにして私にインタビューをしようとする。

「ち、違いますよ。朝っぱらから何言ってるんですか!」

私はあわてて否定したが、佐和子先輩はあやしいな~なんて言いながらまだ会話を続けたそうだった。

だが始業時間がきたので仕方なくパソコンに向かい始めた。

男なんかじゃない。性別は男だけど、大倉さんはあくまでも飼い主だ。

邪念?を振り払うように首を左右に振っていたら、諏訪君と目があった。

アイコンタクトで「何?」と問いかけてみるが、すぐに目をそらされた。

変なの…。

「諏訪先生、青木さ~ん」

遠くの席から二人を所長が呼んだので、あわてて席を立ち所長のもとへ向かった。
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