スイートペットライフ
「失礼します。お約束いたしております、わかば税理士法人の青木です」
入口付近の席に座っている女性に声をかけると、会議室に通された。
説明にパソコン使うから経理課のデスクでいいのにな。
とりあえず、先方の経理課長がくるまではここで待ってその後移動すればいい。そう思い椅子に腰かけて資料の準備を始めた。
しばらくすると、会議室のドアが開いて一人の男性が入ってきた。
急いで席を立ち、会釈する。
「わかば税理士法人の青木です」
すぐに自己紹介をした。
そして入ってきた男性も続けて自己紹介を始めた。
「三橋興産、経理課長の三橋です」
課長と聞いて想像していたよりもずいぶん若い。あぁ、確か社長の息子さんって言ってた。
年齢はきっと同じぐらいか少し上ぐらいだろう。短く切りそろえられた髪に黒いセルフレームのメガネをかけている。一見几帳面に見える。
お互い名刺を交換して、挨拶を交わす。
「では早速ですが、ソフトの特徴と使用頻度の高いものからシステムのお話をしますね」
本題に入ろうと資料を準備し手渡す。
「パソコンを使いたいので、経理課に移動して一台お借りしてもいいですか?」
そう尋ねた私に
「経理課のノートパソコンをこちらに準備しています。これを使って下さい。――青木さん」
取ってつけたように名前を呼ばれたことに少し違和感を覚えた。
入口付近の席に座っている女性に声をかけると、会議室に通された。
説明にパソコン使うから経理課のデスクでいいのにな。
とりあえず、先方の経理課長がくるまではここで待ってその後移動すればいい。そう思い椅子に腰かけて資料の準備を始めた。
しばらくすると、会議室のドアが開いて一人の男性が入ってきた。
急いで席を立ち、会釈する。
「わかば税理士法人の青木です」
すぐに自己紹介をした。
そして入ってきた男性も続けて自己紹介を始めた。
「三橋興産、経理課長の三橋です」
課長と聞いて想像していたよりもずいぶん若い。あぁ、確か社長の息子さんって言ってた。
年齢はきっと同じぐらいか少し上ぐらいだろう。短く切りそろえられた髪に黒いセルフレームのメガネをかけている。一見几帳面に見える。
お互い名刺を交換して、挨拶を交わす。
「では早速ですが、ソフトの特徴と使用頻度の高いものからシステムのお話をしますね」
本題に入ろうと資料を準備し手渡す。
「パソコンを使いたいので、経理課に移動して一台お借りしてもいいですか?」
そう尋ねた私に
「経理課のノートパソコンをこちらに準備しています。これを使って下さい。――青木さん」
取ってつけたように名前を呼ばれたことに少し違和感を覚えた。