最愛~あなただけが~
「大内部長!
 オレは酔っ払ってても、棒さえあれば強いですよっ。」

 ムキになって反論する鷹野さん。


「どこの棒ですか?」

 剣道のことだとわかっていたけど、しれっと下ネタで切り返した私に、一瞬止まって、鷹野さんは大きな口を開けて笑った。

「アーッハッハッハッハッ!
 都築さん、下ネタ強烈ー!ギャップ最高!」

 そう笑いながら、勢い良く鷹野さんが私の肩を抱き寄せる。


 ドキッ・・・


 鷹野さんの力強い腕に抱き寄せられて、私の頬は厚い胸板に触れた。


「今夜はガンガン飲もうぜ!」


 鷹野さんに触れられている部分が熱くて、全身が脈打ちそう・・・

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