最愛~あなただけが~
「いやー。驚きましたよ。
まさか幼なじみが面接に来るとは!」
面接を終えて事務所に戻ってきた鷹野さんは、井戸越課長にそう話していた。
なんでも、金本さんは鷹野さんより2つ年下で、鷹野さんの実家である剣道の道場に幼稚園の頃から通っていたんだとか。
金本さんのお兄さんは、鷹野さんと同級生らしい。
「財務スキルFASSも秘書検定も持ってるし、経理の経験も長い。
習字も六段で字もキレイだし、仕事はできると思いますよ。」
「じゃあ、決まりですね。
ハローワークの求人、取り下げておきます。」
ふぅん・・・金本さん、できそうな人なんだ。
私の代わりに、これからは金本さんが鷹野さんと会計事務所に行ったりするのかな。
面白く、ない。
私の知らない、昔の鷹野さんを知っているひとへの嫉妬だ。
まさか幼なじみが面接に来るとは!」
面接を終えて事務所に戻ってきた鷹野さんは、井戸越課長にそう話していた。
なんでも、金本さんは鷹野さんより2つ年下で、鷹野さんの実家である剣道の道場に幼稚園の頃から通っていたんだとか。
金本さんのお兄さんは、鷹野さんと同級生らしい。
「財務スキルFASSも秘書検定も持ってるし、経理の経験も長い。
習字も六段で字もキレイだし、仕事はできると思いますよ。」
「じゃあ、決まりですね。
ハローワークの求人、取り下げておきます。」
ふぅん・・・金本さん、できそうな人なんだ。
私の代わりに、これからは金本さんが鷹野さんと会計事務所に行ったりするのかな。
面白く、ない。
私の知らない、昔の鷹野さんを知っているひとへの嫉妬だ。