最愛~あなただけが~
「あ、そうだ。今日からもう一人入るから、よろしくね。都築センパイ。」

 思い出したように鷹野さんが言う。

「センパイって・・・私も昨日入ったばっかりですよ?」

「大丈夫。制服着てるだけで立派なセンパイに見えるよ。」

 並んで歩きながら交わす冗談。



 ヤバい。
 隠し切れなくなりそう。

 小学生の初恋じゃあるまいし。
 惹かれたらいけないひとだって頭ではわかってるのに。


 私、・・・・・重症だ。


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