最愛~あなただけが~
「で、次はどんな仕事すんの?また経理?」

 エビマヨをほおばりながら、佳が聞いた。

「・・・うーん。それしかしたことないから、またそれかな。
 明日、ハローワークに行ってみるわ。」

 私もエビマヨに箸を伸ばしながら答える。


「ん~!やっぱりエビマヨはこの居酒屋のが一番っ!!」

 プリプリとしたエビの食感を口の中で味わいながら、私はここのエビマヨを食べるたびに言う、同じセリフを口にした。


 
 ・・・でも、ね。

 本当は、もう二十代も半ばだし、そろそろ永久就職したいんですけど?
 ねぇ。誰かさん(笑)


 心の中で呟きながら佳を見ると、佳は早くも3個目のエビマヨを頬張っていた。



 
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