最愛~あなただけが~
「まぁ、うちの事務所は一言も喋れないなんてことはないし、お局様はいないし、不潔な上司もいないと思うし。
 あ、大内部長のセクハラな言動が苦手なら、注意しとくから。」

 鷹野さんの言葉に、私は首を振った。

「セクハラな言動くらい、全然気にしません。
 触られたら鉄拳炸裂モンですけど。」

「怖ぇ~。オレも、事故でもうっかり触らないように気をつけとこ。」


(えっ・・・・・)


 鷹野さんなら、気をつけてくれなくても・・・


 って、私ってば心の中で何を呟いちゃってるのよ!?


< 64 / 247 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop