最愛~あなただけが~
「・・・あっ。ごめん!
 都築さんに触っちゃったけど、今、鉄拳は勘弁なっ。
 運転中に気ィ失ったら大変だから。」

 鷹野さんは、そう言って笑う。

「じゃあ、お触り賃をいただくことにします。」

「金払わなきゃいけないようなトコ触らしてもらってないだろー!?」

 鷹野さんは抗議の声を上げた。


「・・・鷹野さん、今の表現はちょっと・・・エッチです。」

 顔が赤くなるのを感じながら、私は鷹野さんに言う。

「お触り賃とか平気で言っておいて、照れてるんだ?
 都築さん、やっぱり面白い!」

 鷹野さんの笑顔に、私のドキドキは一気に加速した。
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