Already too late

重たい体を起こして、ベットから降りた。

顔を見ると、涙の後がたくさん付いている。

私、こんなに泣いたんだ・・・・

なんで、こんなに苦しまなくちゃいけないのかな?

「あっ麻未さん?元気になった?」

保健室の先生・・・・

理由を聞いてこないのは、大体分かっているからかな?

「あ、はい。ありがとうございます。多分大丈夫です。」

先生は、一瞬悲しそうな顔をした気がした。

「そう。それは良かった」

そして、私は保健室から出て行った。


今は、何限目だろう・・・・

私は、どれくらい寝ていたのかな・・・

今は、11時かぁ~

まだ間に合うね・・・


急いで、階段を上る。

途中で転びそうになって危なかった。

「こんなに、私の教室遠かった!?」

なんだか、息切れ。

階段で一休み。

「後少しだよね・・・ハァー」

何故か、ため息が・・・・

やっぱり、心が付いて来てないみたいだ・・・・

でも、行かなきゃって体が言ってるんだ。



教室に着いた。

「あ~麻未 大丈夫か?」

そう言って、国語の先生が話しかけてきた。

「大丈夫です。」

小声で私は先生に伝えた。

そして、授業に戻った。


「今日、部活の紙書くの知ってる?」

そう言って、君は小声で話しかけてくれた。

でも私は、答えれなかったんだ・・・・

涙が、また溢れてきて。


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