Already too late

梅雨

今日も雨・・・・

梅雨だから仕方ないけど、

どうしてもこの季節は嫌い。

ただでさえまとまらない髪の毛が

余計にまとまらない・・・

「はぁ・・・なんか嫌になってきた」

でも、皆には心配させたくない。

「・・・今日も学校行かなきゃね」

自分に言い聞かせて、

学校にいく。

今は、もう君の隣の席じゃないんだけど・・・

でも、君が見れるから・・・

どんなに辛くても、頑張るよ。


「今日こそは、喋れるかな・・・」

そう君と班が離れてから、まったく話さなくなってしまった。

なんだか、話しかけれる雰囲気じゃないんだ。

いつも、美奈がいるから・・・


傘をさしながら、イロイロ考えていると

いつの間にか、学校についてしまった。


私の部活は、朝練習が無い。

君の部活は、私の所から凄く遠い。

部活中全然見れないんだ・・・

でも、部活は楽しい。

部活をしている間は、君のことも美奈のことも

忘れられるんだよね・・





「あっ・・・雨が、止んでる・・・」

教室に入り窓越しに、外を見ていると

雨が止んでいた。

そして、君が学校に入るのが見えた。

「・・・・」

どうしよう。なんだか気まずい・・・

会うのが怖いから、違うクラスに逃げたんだ。



逃げることしかできない私は、

君と仲良くする資格がない気がする。

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表紙・目次

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