Already too late

昨日の私は、ただのお人よしだったかな。

でも、美奈を悲しませたくないし・・・

今日は、どうすれば良いかな?



「麻未!!今日は、おねがいね!!」

・・・昨日のこと。

やっぱり、胸が痛む・・・・

「あ、うん。じゃあ、休み時間にね・・・」

上手く笑えたかな?

顔引きつってないかな・・・・

「・・・・どうしたの?」

やっぱり、上手に笑えてなかったみたい

「なっ!!なんでもないよ、ただ寝不足なんだ・・・」

とっさに、嘘ついちゃった。

ごめん。美奈・・・・


チャイムが鳴り、自分の席に戻ると

大好きな君が隣にいる。

君の横顔が見れるのは、隣の席って言う特権

やっぱり、ドキドキは止まらない。

でも、美奈が・・・

「なぁ今から、社会だよなぁ~ダルっ!!」

君が突然私に喋りかけてきた。

突然振られると、ちょっと困る。

でも、ちょっと嬉しい。

「そ、そうだね・・・」

「ん!?どうした?元気ないっ?」

君は、私の異変にすぐ気がついたね。

「あ、うん。ちょっとね。えへへ・・・」

「ふ~ん・・・」

そう言って、君は授業に集中したね。




なんか、ちょっと悲しかった。

なんでだろう?

君と、あんまり喋れなかったからか?
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