小さな恋人
彼に助けられた私は緊張のあまりポケットの中で気絶してしまった!!気がつくと、そこは彼の部屋だった。彼は私に優しく話かけてくれた…君は誰!?どぅして小さくなったの?…と。彼に近づく為に小さくなった。とは間違っても言えない(>_<)気まづい雰囲気を感じたのか、彼はそれ以上何も聞かずにそっと私を救い上げて、疲れてない?と言って私をお菓子の空箱で作ったベッドに寝かせてくれた。きゃ~♪なんて優しいの♪益々好きになりました。しかし、そんな私を後目に、彼は凄く困っていた…これからどぅしたらいんだろぅ…僕に何かできる事はないかなぁ…
彼はコンビニでバイトしながら美大に通う学生だった。名前は風間 璃空(りく)。訳あって、2年遅く入学しているので、周りの皆からは璃空さん。と呼ばれているらしい…
彼は手先が凄く器用で、私の為に色んな物を作ってくれた。ベッド、お風呂、洋服までも…特に洋服なんて半端ない!!いらない布であっといぅ間に作ってくれる♪しかも、可愛い♪このままでずっといられたらいいのに…いやいや、ダメだ!!元に戻らなきゃ!!元に戻って、今度こそちゃんと告白したい。憧れだけじゃなく、ちゃんと付き合いたい!!私は体が小さくなった事で、わからなかった彼の繊細な姿を見つける事ができた気がする。。。そして、彼もまた、そんな私に惹かれ始めていた…次第に意識し始める二人、この先どぅなっていくのだろぅ… (つづく)