片想連鎖 ~伝えたい心~
「違うのっっっっ!!!」
ハァ…ハァ…ハァ……っっ
「ゆ…夢……。っっ…ハァ…」
夢から目が覚めた私は、汗をびっしょりかいていた…
ナオは、あんな事、言ってない…
カイは『好き』すら…
「……。何も…違わなくないし…。」
私は、夢の中の二人が言うように…
拒絶したんじゃん…
言い訳がましい…
逃げ出したのは…私なのに…
「ホント、…嫌んなる…私っ。」
私は、枕に顔を埋めながら踞って泣いた。
そんな事をしても意味がないんだと知りながら…