片想連鎖 ~伝えたい心~
---- 週明けの月曜日。
私は熱を出してしまい、学校を休んだ。
眠るのが怖くて寝られなかったからか、熱は思うように下がってはくれない…。
その日の夜、美樹と絵里が私に会いに来てくれたんだ。
何故か大きな鞄を持って…。
「今夜、美樹とあたしは、明奈んちにお泊まりでーす。明奈ママには承諾済みだから、明奈に拒否権はありませーん。」
「…えっ?」
「勿論、看病もするわよ?明奈。」
「美樹まで…。」
そう言うと、美樹は私の額に貼っていた解熱シートを剥がし、新しいのを貼った。
絵里はいつもとらしからぬ様に、モジモジとした後、突然私に土下座したんだ。
「明奈!ホントごめん!!!」