誠につもる白雪かな
凛「なんっ...で...」



愕然と膝をついた凛に声が聞こえて来た。




?「山村凛...時間だ。決めるが良い。」



凛「だ...れだ...?」



?「平和な未来、両親や友人を捨てる覚悟はあるのか...この時代に残ればお前は未来から存在を抹消される。居なかったことになる。しかしこの時代に残るなら歴史を変えることを許そう...。逆もしかり。未来に帰るならこの時代の出来事は修正されもとに戻り皆からお前の記憶はなくなる...」



凛「パパ...ママ...」



?「時間がない。これが最後だ。さぁどうする。」




凛は苦しい呼吸のなか力を振り絞り答えた。



凛「私はここに残り未来をかえるっ...みんなを助けたい...」


?「ならばこの時代に残るが良い。」


凛「これはっ...どうなりますかっ...治ったはずでは...」


?「本来沖田がなるはずのものをなおしてしまった歪み故。お前がなった。」



凛「治らない...ですか...」


?「それは歴史次第...誰にもわからぬ。」



そう言って消えてしまった。
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