誠につもる白雪かな
凛・総「せぇーのっ!」


2人は屯所中に聞こえる声で叫んだ。



凛・総「梅のはなぁー!一輪咲いても梅はうめぇーーー!」








ドタドタドタドタ...




凛「来た!」


土「総司ぃー!凛ー!待ちやがれ!」


総「始めっ!」


凛「きゃー!!」



こうして二人は幹部や平隊士を巻き込み鬼ごっこを始めた。



凛「うぐいすやぁーハタキの音もついやめるぅー!!」


土「このやろっ!凛!なんでそれを知ってんだ馬鹿野郎っ!」



凛「あっ。」


急に立ち止まる凛に驚き土方も止まった。


凛「どういう意味なんですか?」


土「ん?それはなぁ、うぐいすの鳴き声に聞き惚れてしまってついハタキをかけるのも忘れてしまうってことだ!」



自慢げに笑う土方に噴き出す凛。


凛「ぶふっ!なに?土方さんがハタキかけるの?想像出来ないってかそのままじゃん!」


土「おめぇにはわからねぇんだよっ!こら待ちやがれ!」



凛「きゃぁーー!♪」



一方沖田は...



総「あっ!平助平助!これをできるかぎりおっきい声で読んで!」


平「なんだこれ?」


総「はやく!」


平「人の世のぉーものとは見へぬぅー桜の花ぁぁー!!」



土「誰だいま読んだのはー!!」


総「逃げるよ!」


平「なっ!おいっ!」


総「あはは!☆いまの土方さんが1番人の世のものじゃない笑」



被害者一、藤堂平助。
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