誠につもる白雪かな
ツプッ...と嫌な音を立て凛の首筋から
一筋赤い血が流れる。


土「早く言った方がお前のためだぜ?」



凛は一つため息をつくと総司を見上げた。



凛「はぁ....殺すなら殺せばいいよ。どうせここには私の居場所はないんだからいっそ消してくれた方がどんなにいいか。」


総「....っ」



凛「どうしたの?やればいいじゃない。あー...そうか総司さんは...まだ1人しか人を切ったことがなかったですよね。初代筆頭局長....芹沢鴨......」


斎「なぜそれを...」


凛「言ったでしょう。歴史を変えに来たって。まぁ...平たく言えば先見の巫女とでもいっときましょうか。」


総「もう結構です.....」



諦めた様に刀をしまう総司を見て
土方は言いようのない感情になった。



土「どっから来た。」



凛「江戸です。」



土「1人でか。」



凛「はい。」



土「そうか。」



近藤さん呼んでくる......と残し土方は蔵から出て行った。
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