誠につもる白雪かな
ーside 土方ー


正直俺はかなりムシャクシャしてた。


信じている俺がいる。


だが反面、副長としての立場がそれをゆるさねぇ。


ちっ...なんなんだよ。



あいつの偽りのない顔を見ていると
全てを見透かされそうで落ちつかねぇ。



未来から来たなら俺らの行く末を知っているのだろう。



総司にしろ、斎藤にしろ疑ってやがることは分かりすぎるくらいだ。


さぁどうするか...


寝不足で痛む頭を抱えながら
書き掛けの報告書へ目を移した。
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