誠につもる白雪かな
中に入ると様々な色があり思わず見惚れた。


反物なんかもあったけど
すぐに着なければいけないから
紺色の流水の透かしが入った着物に
鼠色の袴を合わせ
足袋や草履も合わせて買った。




凛「斎藤さん!すみません!着替えてたら遅くなりました!」



暫く凛を見つめ固まった斎藤。



凛「?」



小首を傾げると慌てた様に後ろを向き歩き出した。



凛「(そんなに似合わなかったかな...)」




斎「(今のは反則だ..../// 全く間者かもしれないのに何を思ってるんだ...///)」



頬を赤く染めながら眉間にシワを寄せる斎藤を不思議に思いながら刀屋へと足を向けた。
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