誠につもる白雪かな
元治元年六月一日


凛は総司と庭で話していた。


凛「総司ー!薬ー!」


総「またですか!飲みにくいからきらいなんだよなぁー...」


凛「わがまま言わないの!剣が握れないのとこの一粒!どっち取る?」


総「分かったって...分かりましたよ!飲みますー...」


凛「はいどーぞ☆」


総「はぁ...」


すると後ろから土方が出てきた。


土「ぶはっ!!おい凛〜お前薬の行商向いてんじゃねぇか?」


凛「土方さん!お疲れ様です♪」


土「あぁ。やっと一息つけそうだ。忙しくなるからなぁ。」



あの後結局私は土方さんに総司が労咳になる歴史を話していた。
だからことあるごとに様子を見てくれていたみたいだ。



凛「あっ!土方さん、後でちょっといいですか?」


土「俺も丁度話があるんだ。」


総「ならぼくも!」


土「お前は寝てろ。」


総「なんでですか!」


土「まぁいろいろな。総司にはあとで働いてもらわなきゃなんねぇからな。」


総「ちぇー...なら本かしてください。」


土「珍しいな。部屋からとっていけ。」


総「はぁーい!」


土「凛は昼餉が終わったら部屋にいろ」


凛「わかりました。」











いざ。歴史の大舞台へ。
< 84 / 247 >

この作品をシェア

pagetop