サボり魔の私と吸血鬼のキミ!?


「ご存じではなかったのですか?貴方にはふさわしい伯爵家のご令嬢がいらっしゃいます。よって、貴方に相手役はいらないのです。」

淡々と説明する夜月(兄)はそんなこと当たり前だ、とでも言うようにいい放つ。

「そこのお嬢さん。心配は無用です。貴方は私の相手役として連れていって差し上げますから。」
「はっ!?」

どういうことだ。
こんな数分前に知り合った人とパーティーに?
ないない。無理無理。

「あの、私は「貴女に拒否権なんてありません。」……はい。」


ひどくない!?





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