サボり魔の私と吸血鬼のキミ!?
「はぁ……」
「どうかしましたか?七海さん」
さっきから何度も溜め息をつく私にレンさんは声を掛けた。
「料理が口に合いませんか。」
「あ、いいえ」
違う。そんなんじゃない。
もっと抽象的な何かが引っ掛かってる。
何?さっきのモヤモヤは。
「あ……、そっか。」
リアンさんが綺麗だったからか。
自分はどうしてこんなんじゃないんだろーってことか。
うん。納得。
……でも、何かが足りない気がする。
「……七海さん?」
「っ、あっ、はい」
「そろそろダンスが始まりますよ。行きましょう」
「はい」
……まぁ、なんでもいいか。