サボり魔の私と吸血鬼のキミ!?
「七海……」
お互いの息がかかるくらいの距離に夜月の顔。
近いっ……!
「俺とお前って……」
なんだよ……っ!
「いつキスした?」
キ、ス……?
「へ?……なんで知ってんの……?」
まだ夜月には言ってないのに。
どうして知ってるの?
「やっぱりしたのか。」
夜月ははぁ……とため息をついた。
「で、いつ?」
「えと、一昨日の夜……。」
夜月はうぅーん、と唸る。
「まったく覚えてねぇ……。」
そりゃそーだ。惚れ薬飲んでたんだもん。
「いーよ。覚えてなくても。これはノーカウント!」
「……あぁ。そうだな。」
でもね。
なんでだろ。
胸が痛いんだ……。