サボり魔の私と吸血鬼のキミ!?
とにかく休み時間の間は真ん中の列の一番後ろが賑わっていた。
うるさ…
屋上に行けば解決するのだが、先生に鍵を変われ、今日は行けなくなった。
…はぁ。
みんな、今夜だよ?夜。
この学校、夜間なんだから。
よくそんな元気が…。
…はぁ。
まぁ、ね。
さらっさらの金髪に白い肌。
華奢な体に、薄い唇とくりくりの目とスッとした鼻と整った顔立ち。
哭藤皇さんは俗に言う美少女だからね。みんなが騒ぐのも無理はないけど。
それでも、うるさい…。