サボり魔の私と吸血鬼のキミ!?
「いや、疲れてたんじゃねぇよ!」
あれ?聞こえてたのか?
「じゃあ何さ。」
「それはっ………お前が心配でっ!」
「ん?」
「なんでもねぇよ!」
ワケわからん…。
「ハイハイ。二人の世界に入らないでくれる?」
皇が間に割って入ってきた。
「とにかく。シュンくん、よく聞いて。」
と、一言言って、夜月を見据えた。
「私は、もうリアンの仲間ではないわ。」
「なんでそう言いきれる。」
夜月は疑わしげな口調で皇に質問する。
「なんでって。そりゃ、七海のほうのがリアン様よりも断然面白いもの。」
面白い……か。
「だけどっ!」
「夜月。」
何か言おうとする夜月の言葉を遮る。
「もういいじゃん。」