サボり魔の私と吸血鬼のキミ!?
title20
「ん……。」
「目覚めましたか?」
「……?」
暗い部屋に突然差し込む光。
…………眩しい。
「手荒な真似をして申し訳ありません。」
ちょっとずつ司会がクリアになってくる。
「あーっ!さっきのっ…………!」
驚いて立とうとすると立ち上がれなかった。
…………椅子に縛り付けられてるし……!
「離して!ここはどこですか!誘拐ですよ!」
私が睨み付けるとははは、と愉快そうに笑った。
「誘拐なんて。私はあなたの権力を戴きに来ただけです。」
「権力……?」
「えぇ。あなたは……」