ハンバーガー質小井店。
*****、になりかけました。
「災難だったなぁ…」
「うっせっ」
そんなこと思っていないのが、その震える肩で分かるんだよ。充くん。
「お前だって災難じゃねーかよ。あんなブスに振られてよ。」
「あー、災難だな。こんなイケメンがセフレごときに振られるなんてよ。」
「ぶっ、セ、フレっ!!」
あーぁ、勿体無い。と窓の外を眺める充。
アブねぇ!!飲んでいたコーヒー牛乳を充にぶっ掛けるところだったじゃねーか!
ちょうど窓が開いててラッキー…
「うわっ!!上から何かっ、ひっ!なんだこれ汚ぇ!!!」
ごめんよー。
それ、俺の口の中で温まったコーヒー牛乳ちゃんです。
愛情たっぷりですよー。てへっ
「な、なんだよ…」
「べっつにぃ〜。それよりさ、これからどうすんの?譲が諦めるなら俺があの子狙うけど。」
「だっダメだっ!!」
「じゃぁ、何か秘策があるんだな。」
「秘策かどうかは…。でも、絶対に彼女になってもらう!!」
「はいはーい、頑張ってー」
まぁ、また失敗すんじゃん。なんて充が思っているとは知らず闘志を燃やす。
見てろよ充。
お前のイケメン顔負けの作戦があるのさー。
次はプランBだ!!