黒猫浮かれん坊
三人には、
心に刻まれた大切な思い出となったが
玲はもう一つ違う感情があったのだ。
家に帰ると、玲はパソコンを開いた。
調べたい事があったのだ。

【死者が生き返る方法…】

検索してみるとどれも可笑しな内容で

いつの間にか
【シチューの美味しい作り方】
にページが変わっていた。

それにしても、
あのメールは何だったのだろう…
玲はパソコンを閉じ、布団に潜った。

「玲…聞いてくれよ…
さっきの遊園地の男性トイレに
猫の死体があったんだ…可哀想だった」

ギクリとした。

殺したのは玲だ、罪悪感を感じ
そのまま出てきてしまったが、
まさか後にはいるのが良だったなんて
玲は思っても見なかった。

「寝ちゃってるか…
ふぁ〜俺も今日は疲れちゃった」
良は布団に入ると
規則正しい寝息を立ててスヤスヤと眠った
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