黒猫浮かれん坊
「玲…恋してんのか?」
「誰々ー?」
「なっ…」
良の眼差しが鋭く向けられ、
小夜の眼差しは、
楽しいそうに向けられる。

「いねーよ…」

こう言わざる負えなかった…。
良に嘘をつき
小夜はしょんぼりとした。

「なんだ…どっかのデマか…」
「それより、
メールにはなんて書いてあったんだ?」
「内緒」

良はあいつの事を知っているのだろうか
だとしたら、こう言う仮説が立てられる

遊園地で玲にメールを送ったのは、
良でも誰でもない第三者で
良はそいつと何らかの形で会っている。
小夜が何らかしらいなくなった隙を見て
第三者に俺のメアドを教えた。
もし良の知り合いだとしたら、
良のメアドは既に入っている筈。
そして今のメールが届いた。
良の反応が浅い事から、
全くの面識がないという訳ではない。
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