黒猫浮かれん坊
「ゲーム…スタート…?」
玲は、母親の悲鳴を聞いた。

「母さん!どうした…」
「れ…ぃ…」
母親の背中に包丁

「あっ…あっ…」

救急車に連絡しようと携帯を開く
するとメールが届いた。

「今はそれどころじゃねーんだよ!!」


【メール受信:一件】
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
差出人:Kuroneko@Softback.ne.jp
宛先:Rei-Satou\^o^@Softback.ne.jp
件名:犠牲者
××××/×月×日/12:34
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
黒猫が一匹死ぬと
僕は人を一人殺す

だから黒猫は生き返る
犠牲者を減らしたいなら
黒猫を殺すな
黒猫を殺す事をやめたら
生き返った者は地に帰る。

それか死者を探せ

End
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

「どうして…何がしたいんだよ!
黒猫ぉおおおお!!!!!!!」
「遊びたいの…」
「…えっ…」
声がした方向を向くと少女が立っている
なんだか不気味だ。
だけど何処かで見かけた事がある。
「黒ちゃんは遊びたいの…」
「なにで…」
「死者でぇ!!!!!」
両手を広げる少女
床に倒れている母親

「黒猫を殺したら、愛しい人は生き返る
でも犠牲者をだすのぉ!」

狂ってる!

玲は、携帯を取り救急車に電話を掛けた
警察には電話を掛けなかった
だって…容疑者になりうるのは玲だから…
< 29 / 52 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop