黒猫浮かれん坊
良と小夜が家に帰ると
ニュースで、先程の川事件が流れていた
「ん?あっ…これ」
「良…あのさ…」
「待って…この事件…」
玲も良の蒼白な顔を見て、
ただ事ではないと、判断した。
けれど、聞こえるか聞こえないかの声で
「母さんが…なにかに刺されたんだ」
と呟いた。
「はぁ?なんで電話しなかったんだよ」
「したよ!!!何回も!!!」
その時、良は初めて携帯を開いた。
【受信メール:七件】
【着信:八件】
「本当だ…わりぃ…」
「浮かれんのもいいけど、
程々にしろよ!」
良は罰が悪そうに、下を向くと
テレビの事件を見た。
「えー…15時頃、
大嶺川に小学五年生の男の子が溺れて
先程病院で死亡が確認されました。
繰り返します、大嶺川に…」
それは、良と小夜が遊んでいた川
もう少し深かったら、
良と小夜の命がなかったかもしれない。
ニュースで、先程の川事件が流れていた
「ん?あっ…これ」
「良…あのさ…」
「待って…この事件…」
玲も良の蒼白な顔を見て、
ただ事ではないと、判断した。
けれど、聞こえるか聞こえないかの声で
「母さんが…なにかに刺されたんだ」
と呟いた。
「はぁ?なんで電話しなかったんだよ」
「したよ!!!何回も!!!」
その時、良は初めて携帯を開いた。
【受信メール:七件】
【着信:八件】
「本当だ…わりぃ…」
「浮かれんのもいいけど、
程々にしろよ!」
良は罰が悪そうに、下を向くと
テレビの事件を見た。
「えー…15時頃、
大嶺川に小学五年生の男の子が溺れて
先程病院で死亡が確認されました。
繰り返します、大嶺川に…」
それは、良と小夜が遊んでいた川
もう少し深かったら、
良と小夜の命がなかったかもしれない。