黒猫浮かれん坊
【第七章:終わらない連鎖】
「玲ちゃん!」
「俺は…良だよ…?」
「違うのっ!
良ちゃんの気持ちに飲まれてただけ!
貴方は玲ちゃんなの!」
一卵性の双子で生まれ…
好きな人が一緒になり…
俺は小夜と付き合うことができた。
でも、小夜と弟が事故にあって
小夜も良も危ない状態だった時…
俺は良じゃなくて小夜を優先したんだ…
良の叶わなかった恋を、
俺が良の代わりに
叶えてあげようとしたんだ…
玲(弟)が死んで、良(俺)を生かしたんだ。
初めから気づいていたじゃないか…
玲(弟)が生きていた時点で
可笑しいって…思ってたじゃないか…
だって、良は俺で、玲が弟なんだから…
兄が弟で…弟が兄になったんだから…
「良…っ!」玲は良を失った事を
ずっと隠し続けてきた。
良と携帯を交換し
新しい携帯を買い、
謎に包まれたメールを良に送り続けた。
死者を蘇らせていたのは…
紛れもない玲だったのだ…
一人二役のメールを送り
良を生かす手段を良自身に教えていた。
「玲ちゃん…まだ終わってないの…」
「えっ…?」
「黒ちゃんがまだこの世に残ってる…」
「は!?」
「死者は蘇らせてはいけない
黒ちゃんも死に帰させなきゃ…!」
玲は空を見上げ、
「良…解決してくるよ」と微笑んだ。
「俺は…良だよ…?」
「違うのっ!
良ちゃんの気持ちに飲まれてただけ!
貴方は玲ちゃんなの!」
一卵性の双子で生まれ…
好きな人が一緒になり…
俺は小夜と付き合うことができた。
でも、小夜と弟が事故にあって
小夜も良も危ない状態だった時…
俺は良じゃなくて小夜を優先したんだ…
良の叶わなかった恋を、
俺が良の代わりに
叶えてあげようとしたんだ…
玲(弟)が死んで、良(俺)を生かしたんだ。
初めから気づいていたじゃないか…
玲(弟)が生きていた時点で
可笑しいって…思ってたじゃないか…
だって、良は俺で、玲が弟なんだから…
兄が弟で…弟が兄になったんだから…
「良…っ!」玲は良を失った事を
ずっと隠し続けてきた。
良と携帯を交換し
新しい携帯を買い、
謎に包まれたメールを良に送り続けた。
死者を蘇らせていたのは…
紛れもない玲だったのだ…
一人二役のメールを送り
良を生かす手段を良自身に教えていた。
「玲ちゃん…まだ終わってないの…」
「えっ…?」
「黒ちゃんがまだこの世に残ってる…」
「は!?」
「死者は蘇らせてはいけない
黒ちゃんも死に帰させなきゃ…!」
玲は空を見上げ、
「良…解決してくるよ」と微笑んだ。