初めてを君に
第1章 世界の終わり
世界の終わり。
私にとって世界なんてどうでもよかった。
何度自殺をしようとしたのか
私にも分からない。

でもできなかった。

人は死にたいと思うほど死ぬ事が怖くなる。
私は弱虫なんだ。
死ぬことさえできない。
涙は流さない。
涙は弱い人が流す、、、そう思ってたから。
あの日までは。


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