坂口美里とガルダスト
「・・・・でも、カオリがお屋敷からいなくなったら、大騒ぎにならない?」
「う~ん・・・そうなんだけど・・・誰か、身代わりになってくれる人でもいればいいのに・・・。」
身代わり。
その一言が、私の中でとある人物を思い出させた。
確かに、あいつなら身代わりになれる。
身長こそちょっと違うが、顔に多少化粧をして、胸を作ってやれば完璧だ。
何せ、実の妹が間違えたぐらいだ。
赤の他人ぐらい、余裕で騙せるだろう・・・。
「!いるよ!!・・・これでもかってぐらいに身代わりに適した人物が!!」
「・・・・え?」
「大丈夫。私に任せといてよ!!」
私は最近ようやくBカップになろうとしている胸を大きく張って、カオリに満面の笑顔を向けた。