Birth
「よーし。飯でも行くか!」




隼人が立ち上がる。




私、また顔に出てたのかな…





「気ぃ使ってくれなくてもいいよ、先生。」




座ったまま隼人を見て、微笑んだ。





「気なんか使うかよ。腹減ったから、飯にするんだ。
お前、減ってないのか?」




もう白衣を脱いで、帰る準備をしてる隼人。




「…減った!」



思わず笑いながら、答えた。



「おごってくれる?」



そう言って立ち上がると…



「あっ、夏実。」



振り返った隼人が近づいてきて



頬にキス。






最近、二人になると、必ずしてくる。



そして、ソッと肩を抱いてキスするようになった。






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