Birth
「何だよ、言いたい事って。」




隼人はベッドに座り、私を見上げる。






「昨日の… 杉町先生のこと」




入り口近くに立ったまま、ポツリと呟く。






「あぁ… 邪魔して悪かったな。」



「そんなんじゃ!」



「別に。お前が誰と何しようが、お前の自由だし。
あっ、ひょっとして、杉町と付き合うから、キスを止めてほしいとか言いに来たわけ?」




隼人は私の言葉を遮って、勝手に話し続ける。





「ね… 聞いて?」




「いいよ。今日で精算しよう。
…来いよ。」




そして私の腕を引っ張り、ベッドへ押し倒した。




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