Birth
「で、何でココなわけ?」




両手を腰に当て、ちょっと呆れた顔の隼人。





「…仕方ないでしょ。他に知らないんだから…」



うつむいて呟く私。






ここは泥酔した私を介抱してもらい、二人で泊まったラブホテル。









「あげるから… だから行かないで。」




私は、もう一度言った。



自分でも、大胆な事を言ってるのは分かってる。



でも、行かないでほしかった。






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