Birth
私は… 涙が溢れて止まらない。




「隼人… 好き… 好きだよぉ…」



彼の胸に、しがみついた。





「はぁ… 俺、もう限界…
本当に、俺のものにしちまうぞ!」



そう言って、私をギュッと抱きしめる。





「だから、いいって言ってるでしょ!」



彼の胸に、頬を押し付けた。





「お前、こんな時まで強気かよ。」



軽く笑って、私の頭を撫でてくれる。







「お前がいいって、言ったんだからな。後で怒るなよ。」






そのままベッドに倒れこみ、私達は唇を重ねた。






「隼人… 大好き…」



私は彼の首に、腕を回す。




「俺の方が… もっと好きなの。」



私を抱きしめ、熱いキスをする。







< 146 / 218 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop